2011年5月19日木曜日

講演会自身が古代史の雰囲気だった

 昨日はウズベキスタン、トルクメニスタンを中心としたシルクロードの考古学の講演会だった。
 主な発言者は、金関 恕、胡口靖夫、菅谷文則、加藤九祚という豪華な先生方だった。

 いささか世間離れをした遠い地の紀元前1000年紀にまで遡る古い話だが、現実の発掘等に今も携わっておられる現役の一流の先生方の話はどれもが楽しかった。

 その外で驚いたのは会場の奈良女子大。 重文の建物での講演会。
 89歳現役(毎年3か月間気温45度下の発掘に参加)の加藤九祚先生とのマッチングが見事に心地よかった。
 因みに、腰掛けた長椅子は高さ37センチ、奥行き30センチの遺物のような備品であった。考古学の話から連想して、かつての袴姿の女学生の体格が想像された。

会場は重要文化財

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