2011年5月11日水曜日

園芸の許容範囲

 高山植物の盗掘がひどいらしい。
 CWニコル氏も講演で、黒姫の「アファンの森」での被害を、赤鬼の形相で怒っていた。
 いつもコーナン等の量販店で山野草の苗を見るとこのことを思い出すが、農園で何世代も増殖された苗の購入は許されるかも・・と、いささか自分を騙しつつ、購入した山野草や知人から分けていただいた山野草が、庭の片隅で開花している。
 クロユリ、エビネ、ミヤマオダマキ・・・・・
 もちろん道行く方々に喜んでもらえるよう外向きに植えているし、欲しい方にはお分けしている。
 「そうは言っても、遠いルーツは灰色じゃないか」と言われると心苦しいし、・・・・
 「自分の利便を物差しに(あえて言えば→)田舎の人々の原発被害や危険性に目をつぶっている」のと似ていると言われると恥ずかしいが、「まあまあ、今日のところは、そこまで言わないでも」・・と許されたい。


 

2 件のコメント:

  1.  旭山動物園副園長の坂東元(ばんどうげん)氏よれば「国際自然保護連合(IUCN )」は絶滅の恐れのある世界の野生生物の「レッドリスト」でホッキョクグマが絶滅危惧種に指定された。
     理由は地球温暖化が進めば数十年で絶滅する可能性があある、局地で生活する彼等にはもう行く場所がない。彼らを守りたい。「彼らを守りたい地球上から消えさせてはならない」そんな気持ちが芽生えるきっかけになれば、これが旭山動物園の願い。頭のなかの知識だけでは行動には結びつかないと思うから。
     50年後野生のホッキョクグマが氷の大地で命をうけついでいたそれは温暖化を防止できた証になる。
     動物を見せる意義を述べています、野生の動植物が自然にあるがままに観られる環境は人間のエゴのためなくなってしまったのかな?

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  2.  茅渟の海さん 論文ありがとうございます。
     現代社会における自然保護っていうのは政治の力、政策の転換なくしては蟷螂の斧でしょう。しかし、そのスタートは個人の感性の豊かさに違いありませんね。

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