2011年5月24日火曜日

八戸からの たより

 八戸在住の(元の仕事の)先輩から「わが家は無事でしたが少しハマの方へ降りると、そこはもう、当り前の風景ではありませんでした。」とのお便りを頂戴しました。
 周辺の被災された方々のことを思うと、とりあえず「先輩はよかった」と言ってよいものかどうか迷いますが、素直に「よかった」と安堵しました。
 著名な版画作家である先輩らしくカッパの蔵書票が添えられていました。
 たしか、遠野物語五八に「村中の者集まりて殺さんかゆるさんかと評議せしが、結局今後は村中の馬に悪戯をせぬといふ堅き約束をさせてこれを放したり。」とあるように彼の地の方々は心優しき人々でした。
 それだけに原発一族の「我が亡き後に洪水よ来たれ」的理不尽の下で口を噛み締めておられる方々を思うと心が痛みます。
 カッパは木から落ちない・・ため・・・・・オチのない話ですみません。

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