先ほど魔法のレストランに法善寺の「たこ坊」が出ていて、懐かしいので年寄りの昔語りをする。
正確には、懐かしいのは法善寺の「たこ坊」ではなく、本家に当る今はなき道頓堀の「たこ坊」である。
料理は「くわ焼き」。丸ままのピーマンの肉詰め(半割ではない)、レンコンの肉詰め、椎茸の肉詰め、とん平焼き、海老パン、とりハンバーグ等々々々。なにしろ安かった。
鉄板の周りの油の滓の土手、汗だくで働く親父さんの醸す雰囲気。「〇〇円戴きま~~す」という、まるで「おたやん」みたいなお婆さん。トータルでなんとも気持ちのよい店だった。
だから20歳そこそこの頃、親孝行のつもりで母親を連れて行ったこともあった。
その頃、あちこちのお店で食べて美味しかったものを必ず家でチャレンジしてみたのも楽しい思い出。
そのために道具屋筋で購入したのが写真のコテ。
「家でくわ焼き」という機会もめっきり減ったが、生のアナゴをフライパンでくわ焼きにするには必需品。アナゴがそっくり返って、これなくしては料理は不可能。このおかげで美味しく仕上がる。自慢の道具(コレクション)である。
しかし、実際には1年に1回使うか使わないかのため、妻は「邪魔やなあ」とぼやいている。
懐かしいな~食べたいな~えびパン、店に入って一番奥のテーブルに座り、ビールとえびパンが私のお気に入りでした。窓の外を見ると道頓堀川が流れてました、風情がありました。
返信削除それにしても、よぅ売ってましたなー鉄板の押さえ!さすが道具屋筋、合羽橋には置いてませんやろ。
ひげ親父さんのコレクションとは世界が違うが、これでも私にとってはコレクションのようなもの。
返信削除今夕の晩御飯はラムチョップ。みごとにこのコテが役に立った。
返信削除しかし、この道具の正式名称はほんとうに「コテ」?
で、「くわ焼き」を検索してみたらこのブログが出てきた。