2011年5月10日火曜日

季節の推移

 一昨日のブログで 春過ぎて 夏来るらし ・・の歌に触れたが、テレビ等でも有名な上野誠先生は、この歌が「季節の推移を歌った現存最古の歌である。それまでの歌は、季節を対比的に歌うことはあっても、その推移を歌うことはなかった。」と『大和三山の古代(講談社現代新書)』に著述している。

 そして、今朝の実母は、曾孫の話をすると、「♪ 卯の花の 匂う垣根に 時鳥 早も来鳴きて 忍音もらす ぬ ♪」と嬉しそうに目を閉じて唄い始めた。

 先ほど、帰宅途中の道端に卯の花が街灯に照らされているのを見つけた。
 雨中のため匂いは判らなかったが、季節の推移をしみじみと実感した蒸し暑い夜である。

 *昼間の写真を追加しました。

昼間のウツキ
こちらは箱根ウツキ

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