2011年5月25日水曜日

「ゆり祭」を約束した

 実母と義母を違う性格の施設に入所させている経験から・・、ひとくちに老人介護の施設といっても、依って立つ理念、予算、保険等々から、実際には上から下まで大きな違いのあることがわかった。
 実母の入所している施設はリハビリ等の取り組みに不満がなくもないが、「家庭と同じように自由に過ごしてください」というのんびりしたところ。
 実母は難聴がひどくなったため筆談で話をするが、同程度の介護度の方お二人と計3人に私を加えた4人で小1時間のおしゃべりが弾む日と弾まない日があり、おしゃべりの弾んだ日は、此方の方がホッとする。
 今朝は、私が「庭のブラシの木が咲き始めた」と、ブラシの木の漫画的スケッチを見せたことからおしゃべりが始まった。
(ネットから)
 「夏が近づいたね」「百合ももうすぐ?」「6月になると大神神社の笹百合です」「大神神社は酒屋さんがお参りする神社?」「お酒は美味しいね」「大神神社や率川神社では百合祭があるね」「笹百合で飾った子供たちが行列をしたり踊ったり」等々とメモ用紙だけで20数枚のおしゃべりが進み、八十八夜の歌も何回か合唱した。
 そして、「笹百合が咲いたら、この部屋で百合祭をしましょう」「チョッとお酒も飲みましょう」とメモを廻したら3人とも指でOKを作り・・・、
 「6月が楽しみだ」「元気が出てきた」とワイワイガヤガヤ・・・・。こんなおしゃべりで元気が出るなら御安い御用であるが、こんなに弾む日はそんなにはない。今日はよい日だった。

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