江戸時代のヨーロッパ人が、日本では上流階級から一般庶民までが園芸を愛していて、植木屋という商売が成り立っていることについて驚きのレポートを故国に送っていたらしい。
(当時のヨーロッパでも園芸ブームであったらしいがそれは王侯貴族の枠を出ていなかったとか)
という本を読んだりすると、改めてへ~っと感慨を深くする。
しかし、現代人は、自分の庭や鉢を離れると、いっぺんに冷淡になっているのかもしれない・・・と思うことがある。
写真は、園芸ではなく、家を出てすぐの舗装道路の端。
持って帰りたい気もするが、「やはり野におけすみれ草」でいいんじゃないかと置いている。正確には「れんげ草」だが、「れんげ草」は普通に野のものだから、ここは「すみれ草」に替えてもいいと思う。
どのように種を飛ばしたのか、点々と舗装の継ぎ目に咲いているのだが、その姿を愛でている人はほとんどない。
勤労者は脇目もふらずに通り過ぎ、愛犬家はおしっこをかけて行く。
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