文春文庫にも収められている名著に畠山重篤著「森は海の恋人」がある。
一月前の今日発生した震災と津波の折はツイッター上に「あんなに三陸の海を愛した畠山重篤さんと連絡が取れない」という悲痛な声が呟かれていたが、数日後に「無事でよかった」というツイートがあり、ただの読者ながら安心した。
木々が芽吹き、その木々が海を(核汚染を除いては)「快復」するのは間違いない。人の心も考えも同じだろう。一喜一憂しまい。窓の外の欅の芽吹きが美しい。
森の話では、宮脇昭著「鎮守の森」新潮文庫、一志治夫著「魂の森を行け」新潮文庫、西口親男著「ブナの森を楽しむ」岩波新書、石城謙吉著「森林と人間」岩波新書が共通して針葉樹に特化した人工林行政を批判しているのは、「森は海の恋人」同様「理解できる」というどころか、先々週などはスギ花粉で半ば仮死状態に陥っていた身としては、文句なしに「激しく同意」する。
(林野族は製薬会社等から賄賂を受け取っているのではないかと勘ぐっている。)
(林野族は製薬会社等から賄賂を受け取っているのではないかと勘ぐっている。)
とまれ、原発がいくらあっても森の代りはできないし総動物は総植物なしには生きられない。
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