2011年3月29日火曜日

花喰鳥は復興の吉祥文様

  男のおしゃれは難しい。
 金ピカの成金趣味は嫌味だし、そもそもそんなにカネがない。
 その点、ひげ親父さんは若い頃のVANから今日に至るまで気配りが立派であるが、近頃は知って「隠居」を装っていて、ついていけない。

 この間から私にしては思い切ったのがハンチングに着けたピンバッチ。
 息子や娘が何のこだわりもなく着けているのを真似ただけ。
 私にしては思い切った装飾だったのだが、妻は「そんなの着けていた?」といたって無関心。


 ・・・・・・・・正倉院文様の花喰鳥。

ハンチングに着けたオシドリ

 この文様はシルクロードはおろか、ケルトにもある(中西進著古代往還)そうだ。
 こじつければ、旧約聖書創世記ノアの方舟のオリーブの枝をくわえた鳩であり、洪水からの復興のシンボルたる吉祥文様と解したい。
 残念ながら、古今東西、あらぶる原発を鎮める文様は判らない。






2 件のコメント:

  1.  以前、酉年の年賀状に「花喰い鳳凰」を使いましたがその猛々しい横顔はインド辺りに棲むハゲ鷹の様でもあり、伝説の火喰い鳥の様でもあり。そも正倉院御物はインド~中国を経て日本に渡来したものだからきっと原子の劫火も食べてくれるかもしれません。

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  2.  「負けるなフクシマ。」「火喰い鳥を着けて劫火を消そう。」いいコメントをありがとうございます。・・・・しかし、私のはどう見ても花喰鳥。

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