音のして夜風のこぼす零余子かな 飯田蛇笏
この種の豆ごはん、孫の凜ちゃんも喜んで食べてくれる。
不味いものは忖度抜きで舌で押し出すし、気に入ったときはほっぺたに手を当ててボーノと言ってくれるから、立派なベロメーターだ。
零余子は自然薯(山芋)類の茎にできる「実」で、そのまま齧ると当たり前だが長芋の短冊と似た味がする。
零余子ご飯は、零余子を皮のまま簡単にお湯で洗ったのち、少し塩を加えてお米と一緒に炊くだけだから何の手間もいらない。微かに秋の野趣が薫る。
庭の隅のどうでもよいところに毎年勝手に生えてきて零余子ができる。
時々スカシバのバカでかい青虫がついて葉っぱを食べるが、零余子には大した影響がないのでそのままにしている。
コロナ禍で人どおしの触れ合いが希薄になったが、その分、自然界との付き合いは深まった。次は穂紫蘇の収穫で夏野菜類は打ち止めとなる。だが冬野菜の準備は全くできていない。一度土を休ますのも悪くないと思う。どうするか。
0 件のコメント:
コメントを投稿