2021年12月16日木曜日

クオータ制のこと

   12日にクオータ制を推進する会(Qの会、代表赤松良子元文相)がオンライン集会を開き、各党がビデオメッセージを寄せ、共産党小池書記局長は「国連などの国際的な目標を踏まえ、日本でも30年に政策意思決定の構成を男女半々にする目標を掲げ、政治分野でクオータ制導入を進めるべきだ」と主張したことが報じられていた。

 日本では10月の総選挙を受け、女性議員の比率が10.1%から9.7%に後退し、世界的にも最悪の後進国となっているから、この主張は遠い世界の課題ではなく、目前の重要な課題だろう。

 しかし私自身、世界中のクオータ制の内容はほとんど知らず、主にその目標が「選挙制度」と考えるなら、現下の小選挙区制が、例えばAという自治体の意見が、実際には多様であるにもかかわらず比較多数一人(一党)の意見とされ、そういう小選挙区代表が集合した議会が全く多様な民意を取捨した、現実と甚だしく乖離した構成となっている大問題とどのように整合していくのか十分理解が進んでいない。

 ただ共産党の小池書記局長が「候補者男女半々の実現と、30年までに当選者の女性比率50%の目標実現をめざし頑張りたい」と表明したことは大賛成である。
 クオータ制の勉強もしなければ。

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