そして私はこの間に『アフガニスタンの診療所から』という中村哲さんの本も読んでいた。そんなもので、胸がいっぱいでこのブログ記事も思うように書けないでいる。
胸がいっぱいになった理由はいろいろあるが、中村医師は私と同世代である。それに比べて私は、そして私の周りの同年代はどうだろうか。そんな気持ちもある。
中村医師は現地で仕事をした。国内の私達も書くなり語るなり仕事をしなければならない。何かというと、歳がだとか時間が、果ては能力が、などと自分が仕事をしない理由ばかりを探していないかと反省させられるドキュメンタリーだった。
アフガンなどのユーラシアのことや中村哲さんのことは別途書いてみたい。本の中でも日本列島のモンスーン地帯とは別世界が広がっている。歴史のエゲツナさも桁違いである。例の戦争法案の際、日本の国会で「百害あって一利なし」と証言されたには分厚い実践があった。
灌漑の話以前の医療活動も注目・再評価してほしい。視聴された方の感想もお聞きしたいものだ。
彼の息子さんが遺族代表の挨拶で冒頭に「父を守るために亡くなられた警備担当者3人の方々に申し訳ない気持ちです」と述べられ「父が今ここに居たら同じことを述べたと思います」と。
返信削除何かの見返りを求めない、無言の実行、そうした彼の姿勢に今も頭が下がる。
ひげ親父さん、すばらしいコメントをありがとうございます。同感です。
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