2021年2月16日火曜日

早春

   2月9日に、「古代中国の人は樹木を見ると生命力を貰える」と感じて「相」という漢字を造ったと書いたが、生命力の最も衰えた(と感じられる)冬至から3/24節気過ぎた立春の今は、この日本列島(近畿だが)でも全く同感というしかない。

 13日の土曜日の気温は春そのもので、キチョウ(黄蝶)もアリも初見であった。天気予報ではこの後今季最高の寒波がやってくるそうだが、慌てて飛び出してきた昆虫たちは大丈夫だろうか。

 葉ものの冬野菜やえんどう豆、樹木でいえば寒風に弱いニオイバンマツリも心配だし、小型のオキザリスもどこまで耐えられるだろうか。人間もコロナに耐えに耐えているのだから頑張ってほしいものだ。

 早春賦の3番の歌詞を思い出す。

 春と聞かねば 知らでありしを  

 聞けば急(せ)かるる 胸の思いを

 いかにせよとの この頃か  いかにせよとの この頃か

 (春と聞かなかったら 知らないでいたものを

  聞いてしまったから、気が急かされるこの思いを

  いったいどのようにしたらいいのだろう)

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