2020年4月12日日曜日

8割おじさんに「真」がある

 内田樹氏の『常識的で何か問題でも?』という本はいろいろ感心させられるが、『知らないことの真偽を判定する能力』などと言う小節は参考になった。
 つまり、現下のコロナウイルスの今後についても、現にいろんな情報が飛び交っている中でどの説に寄り添うのが正しいだろうかということは悩ましいわけだが・・・。

 昨日の私の記事の「おまけ」の記事を読んでいただけただろうか。
 羽鳥慎一モーニングショーで田崎史郎氏が西村担当大臣に聞いたとして「休業要請の2週間先延ばし(様子見)は北大の西浦教授の専門的意見に沿ったものだ」と堂々と発言したが、当の西浦教授は「そんなことは言っていない」「即時対応すべきだ」「私の数字や見解が意図的に歪められて官〇から発出されている」とツイッターで反論した。

 西浦博北大教授は厚労省のコロナ・クラスター対策班の専門家である。専攻は「感染症数理モデルを利用した流行データの分析」ということで、氏のその理論を理解できたかどうかはわからないが、下記に紹介するFB記事を読む限り真偽の「真」は西浦教授にあると思う。

 西浦教授は最近『8割おじさん』と呼ばれているらしいが、安倍首相の「7割から8割の外出自粛」は正しくなく、本気で人との接触を8割減らさなければ大変なことになる。
 政治家は目先の経済と補償の方を向いて危険性を理解しようとしない。
 官邸も厚労省も私の数字を勝手に変えて流している…という趣旨の話を書いている。

 現状を正確に認識して「正しく怖れる」態度が大切だと思う。

 https://l.facebook.com/l.php?u=https%3A%2F%2Fheadlines.yahoo.co.jp%2Fhl%3Fa%3D20200411-00010003-bfj-soci%26fbclid%3DIwAR3VSDxYRWF06Z5SmzqiLREbfEjNnangXZA0gz1mF-yLVfJGK3c_N5cp-kQ&h=AT3ymsI3QlZDXV-yt36GuP9tCjaEQ6z6idW2G_KZvF2Q-rZnnBt-KtEg93H81RNb4D9bAPw3m3YLD77JXYxb-xegyhqEH5gI2FMsAHxHT8phtHoPznvFWHTXsu-91xt4sPnk&__tn__=%2CmH-R&c[0]=AT0sTrpyxSnu3c70d0GDsKvE3ETPPTgW1ObuxJQ3PUD2DvoPNXM7nasaf__n20V45g0oHGCG8sdlrHVy0EmWUUF-5Hs7uM1KQRVK6jkiR4-eUzX7aU_aRT-Oz5WYewQbcyqeKUmPtK_C7mbNGKw4

1 件のコメント:

  1.  「8割自粛論は解除後に再び拡大する理論、つまり永遠に8割自粛論にならないか」という批判があるが、台湾、韓国、中国では実際にピークを過ぎている。イタリアも先が見えてきている。大事なことは、補償と一体化して実効性のある8割自粛を2週間以上続けることだと私は思う。キモは補償、財政支出だ。

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