2020年4月19日日曜日

つける薬はない

biz-jounal.comの「当日の写真」である
   17日の安倍首相の会見は、相変わらずプロンプター(原稿映写機)頼りのパフォーマンス(演説)だったが、冒頭に近いところで(国民に向かって)「どうか外出を控えてください。できる限り人との接触を避けてください」と言ったときには、「それは家庭で言え!」とわが家は夫婦でツッコんだ。

 思い起こすと、安倍首相は229日に「これから2週間が瀬戸際」「あらゆる手を尽くすべき」と宣言し、全国の小中高校生は卒業式も止められて休校に入った。そして2週間後の39日に「さらに2週間」と国民に、それこそ「あらゆる手を尽くすこと」を要請した。さらにさらに、安倍晋三首相が、新型コロナウイルスから「自らの身を守る行動を」と警戒を呼びかけた翌日・・・3月15日、
昭恵夫人が大分に旅行し、約50人の団体とともに大分県宇佐市の「宇佐神宮」に参拝していた。
週刊文春によると同行者に「コロナで予定が全部なくなっちゃったので、どこかへ行こうと思っていたんです」と語っていたという。
 文春の記事は、『ほとんどの人がマスクをつけていない団体が境内を歩いていたのです。しかも、よく見ると先頭に立っていたのはノーマスクの昭恵夫人。無警戒さに驚きましたね」(目撃者)』『最近はコロナ対策で、祈祷の際にも間隔を空けて着席するグループが多いのですが、昭恵さんたちは密着しており、警戒しているそぶりはなかったそうです(大分県関係者)』とも書いている。

 なお、昭恵氏が参拝に同行した主催者は医師の松久正氏で、「ドクタードルフィン」「変態ドクター」などと自称し、新型コロナウイルスについてもフェイスブックで、「不安と恐怖が、ウィルスに対する愛と感謝に変わった途端、ウィルスは、目の前で、ブラックホールから、突然、喜んで、消え去ります」と書いている。う~ん。類は友を呼ぶともいう。

 元に戻って17日の衆院厚労委員会で首相は、「事前に本人より聞いて知っていた」が「密閉空間ではない」ので問題ないではないかと居直った。
 掲載した写真を見る限り、密閉ではないが密集に近く、「間近で会話や発声をする」密接場面であることは間違いない。
 3密が重ならなくても「ゼロ密」を目指してほしいとは政府、厚労省の主張でなかったか。

 コロナに関して諸外国のリーダーやNY市長などの言動が報じられているが、その度にこんなリーダーとファーストレディーをいただく国であることが恥ずかしい。

   自粛して窓から人間ウォッチィング

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