2020年4月28日火曜日

一日当たりの死者数は12.5人

   (1)さすがに温厚な私もこの発言は許せない。
 右の図のとおり、政府もいわゆる専門家もいわゆる解説者もコメンテーターも、「4日間はうちで」とアナウンスを繰り返し、保健所などPCR検査相談センターでも「発熱4日の基準に達していないから」と検査や受診を断ってきたという事実は隠しようもない。

   ところが4月22日の専門家会議の会見で、委員である日本医師会の釜萢敏(かまやち さとし)常任理事は、「ま、4日間様子をみてくださいというようなメッセージというふうに取られたんですが、それはあの、そうではなくてですね、体調が少し悪いからといって、みなさんすぐに医療機関を受診されるわけではないので、少しいつもと違う症状が続いた場合には、少なくとも4日も続くというのであれば、普段はあまり受診されなくても、今回に関してはぜひ相談をしていただきたい。まず電話で相談して、その相談の結果、受診が必要になれば医療機関を受診していただきたいと、そういうことでありました」と発言した。

 それはないでしょう釜萢さん。無理をして自宅待機中に悪化して、入院時にはすでに手遅れだった人もいるというのが事実でないか。
 一方、結果ヨシだが、橋下徹氏は一度だけ37度3分の発熱とその後の喉の腫れでPCR検査を受けていたが・・(これは余談)

 初期の段階で政権の政治課題である習近平訪日やオリンピックを忖度して検査を抑えて感染者数を低く操作した責任は、専門家会議委員である貴方にもある。
 
 百歩譲って、テレビや新聞が報じた内容が誤っていたとすれば、それを訂正しなかった貴方は何の専門家か。
 今になっての、こんな公文書偽造にも似た発言は絶対に許せない。

 (2)以上のとおり、口を酸っぱくして言うが、日本の感染者数は信用ならない。
 そもそも検査をしないのだから感染者数は抑えられている上に、検査数の中には軽症退院のための二度の陰性確認検査数なども含まれているから、もう問題外というレベルである。付け加えれば、私は元々の検査数が極端に低いから、何倍とは言わないが死亡者数も相当漏れていると考えるのが常識であろう。で、死亡者数だが・・・
 元感染研研究員白鴎大学の岡田晴恵教授は、それらに対して明確な指摘をしている。曰く・・・
 「感染者の総数だけじゃなく、何を指標にするかというと、死亡者の数なんです」
 「31日~10日は1日あたりの死者は0.5人」
    11日~20日は1日あたりの死者は2人」
 21日から30日は1日あたりの死者は2.3人」
    331日から4月9日は1日あたりの死者は4.2人」
 「410日~18日は1日あたりの死者は12.5人」 
 ・・これは10日ごとの死者数を1日あたりで計算した数字だ。 
 「これっていうのは一つのメルクマール(指標)になると思うんですね。(引用おわり)
 
 昨日触れたが、東京ではすでに市中感染、家庭内感染の段階にきている。そんな時にステイホームだと感染はさらに広がるだろう。早い話が政策は誤っている。ステイホームでは防げない。
 そういう意味ではスーパーも危険というのはある意味正しいことになる。

 内容とは全く別にテレビで露出すれば好感度が上がるらしい。都知事のことである。大阪の例の知事や市長のことである。
 「見るべき程のことは見つ」という気分になる時がある。


 祖母ちゃんは来るなと娘に言われてる旧友(とも)の電話のトーンは低し

1 件のコメント:

  1. 同感です。FBで拡散したいですね。専門家会議委員の総入れ替えが必要です。政権に忖度するような専門家会議では、本来の任務を果たせない!

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