2020年4月8日水曜日

鯉のぼり

 政府がポエムのような緊急事態宣言を出した。補償などの内容は「これだけ待たしてこれだけかい」というのが正直な感想だ。
 それよりも、数日前からテレビのコメンテーターなる人々らによって「早く緊急事態宣言を出せ」という言葉が流されたことの方に心のざわつきを感じる。
 その文脈は、海外の都市封鎖のイメージで、自分らは三蜜に気を付けて自粛しているのに意識が希薄な若者(馬鹿者)がいるから拡大しているのだ。そんな外出している若者は逮捕ぐらいせよ! という気分を芬々(ふんぷん)とさせているのだった。

 現実の諸問題に直面した場合、その原因や対処方針を語って大きな合意を作って解決しようとするのでなく、何となく与えられた「正解」を妄信して、物わかりの悪い人間を取り締まれば世の中が上手くいくというような「世論」の醸成を私は恐れる。
 下手をすれば、感染者は犯罪者扱いされ差別されることになる。
 大阪では集会やデモも困難だ。今こそ心ある人々はSNSなどに参加して欲しい。

   小学校の休校で孫の夏ちゃんのイクジイをした。
 三蜜には当たらないだろうから、庭先で3人でBBQをした。今日のイノシシ肉は特に美味しかった。

 夕方は孫の凜ちゃんがやってきた。
 凜ちゃんと、世界中の子供たちの健康のために鯉のぼりを上げた。
 夜にはスーパームーンが・・・。
 お月様、世界の子供たちに平和を!



 

1 件のコメント:

  1.  了解。失礼いたしました。石田英敬氏ツイッター「日本の首相の演説などを「ポエム」と形容する評言に出くわすと詩の研究から出発した学者としては我慢がならない。
    「ポエム」という語の誤用はぜひやめていただきたい。
    日本語にはもっとふさわしい由緒ある表現があって、それは「ネゴト」である。」

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