2020年4月2日木曜日

近所でお花見

   一般論をいうと、お花見と初詣はそこそこ賑わっていないと物足りない。
 しかし今年のお花見は発想の転換がいる。
 近所の隠れた桜を静かに味わいたい。
 実際、ウィークデーということもあって公園の桜並木には誰もいなかった。

 もっと言えば、この時期美しい植物は桜に限らない。
 それに、フランスの農相はコロナによる農家の人手不足という文脈ではあるが、「こんな時こそ畑仕事をしよう!」と呼び掛けたのはグッドタイミングのような気がする。
 少し気が早いがプランターなどで夏野菜を始めるのもいい。

   近所で『きぶし(木五倍子)』の木を見つけた。
 桜の花がヒマワリなら(というのも変な例えだが)、きぶしの花は野趣あふれる月見草ではなかろうか。
 足元には黄色いタンポポに交じって白いタンポポも少数派ながら頑張っている。

 3日にはお花見を予定していたが中止にした。
   近所の散歩で花めぐりをするのもよいと思うが、先延ばしにしていた老人ホーム家族会総会の善後策を具体化しなければならない。結構な業務量である。
 時間があるようでないようで、不思議な日々を送っている。

 今日は孫を病院へ送迎する。ついでに三蜜とは無縁の公園でお弁当を広げてお花見をする予定だ。だが、鹿と濃密接触するかもしれない。
 皆さん! こんな時こそメンタルの健康にも気を付けましょう。

   人のいない花曇り静かなり

   12時前に着いた時には鹿たちが「やあ、人間が来たぞ」とささやきあっていました。
 


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