2020年3月22日日曜日

コロナ対策雑感

 テレビで各界の当事者が「自粛規制は辛い」「死活問題だ」「しかしもし自粛せず感染者が出たら袋叩きにあうだろうから怖い」というような発言をしている。その苦渋が画面から伝わってくる。
 しかし、感染のパターンはほぼ解ってきているから、もっと臨機応変の常識的対応が可能ではないかと考える。
 例の全校一斉休校にしても、過疎化の進む学校や、空き教室が存在する学校で、保健室も養護教員も学校医システムもあるにもかかわらず一斉休校したのは常識に反していないか。
 この国は、問答無用で上位に忖度する国になったようだ。
 その忖度の姿勢は、違う言葉でいえば無責任だと私は思う。

 現職の頃、仕事上の失敗はあることはあった。
 例えば、違う相手に誤送付をしたような場合、それ自体は個人情報保護の観点からよくないことではあるが、その再発防止策と言えば、「係員の封入作業を課長が再度検めてから発送すること」というような人員体制上実現不可能な文句で閉じられることがあった。
 機械入力の誤りについては、所長が係員の入力をその場で点検せよというような、およそ実現不可能な再発防止策が語られたこともあった。
 『しっかりとした良い仕事を時間内に仕上げるには人手が足りない』という真っ当な意見は無視された。

 そういう状況が社会全体に蔓延しているように思う。
 自治会で毎年行ってきた餅つき大会も『食中毒が起こる可能性がゼロではない』『そのときは誰が責任を取るのか』的な不毛の議論で中止されたりしている。
 結局、『何かあった時の責任逃れ』の性癖を「コロナのイベント自粛」に見るのは穿ちすぎだろうか。

 4月初めにOB会でお花見をする。途中の電車というリスクはあるが、それが自粛の対象なら通勤を自粛させるべきだろう。
 あとは野外のきれいな空気を吸ってコロナウイルスに打ち勝つ体力を付けたいと思っている。
 心配していたが、参加するよ!という返事が増えている。

   検査数異常に少ない非常事態

1 件のコメント:

  1.  「感染しないように」というキャンペーンにいささか違和感があります。
     世の中には無数のばい菌やウイルスが存在しますが、健康な場合はほとんど発症が防げています。
    感染症の多くは感染源と個体側の体力の力関係で発症します。
     故に、コロナ肺炎対策で一番必要なことは、感染しても発症しない体力づくりだと思います。(持病のある方や免疫力の低下している方は除きます)
     だから、大阪兵庫間の往来を遮断せよというような思い付きでなく、「こんな時期だから企業は絶対に残業させるな」「定時に帰宅等ができて十分に健康を保てるよう」強力に指導するのが中央、地方の政治家の仕事だと思います。

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