朝日新聞によると、22日午後10時現在、感染者数1,813人(内クルーズ船723人)、死者49人(内クルーズ船8人)となっている。
ただし、都道府県計1,069人、チャーター便15人、検疫等関係者11人、クルーズ船723人の合計1,818人と5人合わない理由はわからない。
別のページの世界の状況を見る。
日本時間22日午後9時現在の感染者数と(死者数)は、
中国本土81,054人(3,261人)、イタリア53,578人(4,825人)、スペイン28,572人(1,720人)、アメリカ26,675人(340人)、ドイツ23,129人(93人)、イラン20,610人(1,556人)、フランス14,485人(562人)、韓国8,897人(104人)、スイス6,652人(80人)、イギリス5,067人(234人)である。
なお、2018年の各国の人口と人口に占める感染者数、死者数の比率及び(死者数/感染者)は次のとおりとなる。
この数字の限りでは現代はヨーロッパが一番大問題で、過去の例から見ると、この後アフリカ大陸でも爆発するかもしれない。
この限りでは日本の数字は「健闘している」様に見える。そうだとしたら、マスク、うがい、手洗いに拒否感のない生活習慣、「自粛しろ」と言われたらそれに従う国民性、衛生の水準、そして接触しない礼儀作法あたりが要因だろうか。
しかしこの数字の一方で、諸外国が「優秀な日本に倣え」と言わないのは、海外から見て日本の統計は信用ならぬと思われているのかもしれない。
ところで、23日の朝日新聞の写真を掲げてみるが、見てのとおりパリのエッフェル塔の前も閑散としている。
しかし従順な日本人ではない角度から考えるとほんとうにそうだろうか。
以前、紅葉の実相院に行ったとき、確かにポスターを撮ったその位置から見る紅葉は抜群だったが、少し前に出ると隣家の介護施設が見えて少し驚いた。
ケンミンショーというテレビ番組があるが、私の知っている「大阪」を考えてみると、あの放送は2割のほんとう、2割の嘘、6割の誇張で成り立っていると思う。それはまあバラエティーだから許す。
しかしニュース番組、情報番組というものにその傾向を感じるのは心配性だからだろうか。
2009年(平成21)の新型インフルエンザの頃を思い出している。
私は第2の職場で大阪の責任者であった。
当初東京の本社は反応が鈍く私は私の責任で「症状があれば特別休暇にするから出勤しないよう」指示を出した。
そして、子供が罹ったという1~2例を除いて騒ぎはヤマを越した。もちろん、みんな出勤を続けて仕事もこなしていた。
ところが、満員のスクールバスを使っていた茨木の市立中・高校で集団発生し、その後他地域の小学生などにも散発的に発生したところ、実は東京や全国のニュースでは「大阪が大変なことになっている」と面白おかしく?センセーショナルに報じられ、大阪の私?(と兵庫も?)が来るのが恐ろしくて?全国会議は中止になるし、大阪の業務遂行状況はどうなっているかと度々の電話があった。
大阪はもう「死の街」であるかのような報道であったらしい。
そういうケンミンショー的なニュースの姿勢が結果として国民を自粛させたという見方もないことはないだろうが、やはり本来のジャーナリズムではないと私は思う。
正確な情報を出してほしい。
正確な数字を出してほしい。
正確な医学的見解を示してほしい。
「自粛せよ」のメダルの裏には経済がある。コロナで死ななくても経済で自死を選ぶことさえ考えられる。
理性と常識が今ほど求められているときはない。
自粛下でホームセンター賑わえり
人口 | 感染者数 | 比率 | 死者数 | 比率 | 死/感染 | |
日本 | 127,202,000 | 1,813 | 0.00143% | 49 | 0.000039% | 2.703% |
中国 | 1,427,648,000 | 81,054 | 0.00568% | 3,261 | 0.000228% | 4.023% |
イタリア | 60,627,000 | 53,578 | 0.08837% | 4,825 | 0.007959% | 9.006% |
スペイン | 49,661,000 | 28,572 | 0.05753% | 1,720 | 0.003463% | 6.020% |
アメリカ | 327,096,000 | 26,675 | 0.00816% | 340 | 0.000104% | 1.275% |
ドイツ | 83,124,000 | 23,129 | 0.02782% | 93 | 0.000112% | 0.402% |
イラン | 81,800,000 | 20,610 | 0.02520% | 1,556 | 0.001902% | 7.550% |
フランス | 64,991,000 | 14,485 | 0.02229% | 562 | 0.000865% | 3.880% |
韓国 | 51,172,000 | 8,897 | 0.01739% | 104 | 0.000203% | 1.169% |
スイス | 8,526,000 | 6,652 | 0.07802% | 80 | 0.000938% | 1.203% |
イギリス | 67,142,000 | 5,067 | 0.00755% | 234 | 0.000349% | 4.618% |
この数字の限りでは現代はヨーロッパが一番大問題で、過去の例から見ると、この後アフリカ大陸でも爆発するかもしれない。
この限りでは日本の数字は「健闘している」様に見える。そうだとしたら、マスク、うがい、手洗いに拒否感のない生活習慣、「自粛しろ」と言われたらそれに従う国民性、衛生の水準、そして接触しない礼儀作法あたりが要因だろうか。
しかしこの数字の一方で、諸外国が「優秀な日本に倣え」と言わないのは、海外から見て日本の統計は信用ならぬと思われているのかもしれない。
ところで、23日の朝日新聞の写真を掲げてみるが、見てのとおりパリのエッフェル塔の前も閑散としている。
しかし従順な日本人ではない角度から考えるとほんとうにそうだろうか。
以前、紅葉の実相院に行ったとき、確かにポスターを撮ったその位置から見る紅葉は抜群だったが、少し前に出ると隣家の介護施設が見えて少し驚いた。
ケンミンショーというテレビ番組があるが、私の知っている「大阪」を考えてみると、あの放送は2割のほんとう、2割の嘘、6割の誇張で成り立っていると思う。それはまあバラエティーだから許す。
しかしニュース番組、情報番組というものにその傾向を感じるのは心配性だからだろうか。
2009年(平成21)の新型インフルエンザの頃を思い出している。
私は第2の職場で大阪の責任者であった。
当初東京の本社は反応が鈍く私は私の責任で「症状があれば特別休暇にするから出勤しないよう」指示を出した。
そして、子供が罹ったという1~2例を除いて騒ぎはヤマを越した。もちろん、みんな出勤を続けて仕事もこなしていた。
ところが、満員のスクールバスを使っていた茨木の市立中・高校で集団発生し、その後他地域の小学生などにも散発的に発生したところ、実は東京や全国のニュースでは「大阪が大変なことになっている」と面白おかしく?センセーショナルに報じられ、大阪の私?(と兵庫も?)が来るのが恐ろしくて?全国会議は中止になるし、大阪の業務遂行状況はどうなっているかと度々の電話があった。
大阪はもう「死の街」であるかのような報道であったらしい。
そういうケンミンショー的なニュースの姿勢が結果として国民を自粛させたという見方もないことはないだろうが、やはり本来のジャーナリズムではないと私は思う。
正確な情報を出してほしい。
正確な数字を出してほしい。
正確な医学的見解を示してほしい。
「自粛せよ」のメダルの裏には経済がある。コロナで死ななくても経済で自死を選ぶことさえ考えられる。
理性と常識が今ほど求められているときはない。
自粛下でホームセンター賑わえり
今後怖いのは感染源不明の発生でしょう。考えられるのは混雑した列車じゃないでしょうか。どうして政府は私鉄各社に対して車両を最大限に増結して混雑を緩和せよと言わないのですか。
返信削除