2020年3月26日木曜日

コロナ対策雑感 3

 日本の数字は朝日新聞が報じた24日午後9時半時点の数字で、感染者数の・都道府県計1,176人+クルーズ船723人+チャーター便15人+検疫等18人=1,932人より1,921人と11人少ないがその理由は前回同様不明。
 主な海外の分は朝日新聞が報じた24日午後8時時点の集計の数字。
 日本の死者53人にはクルーズ船10人を含むから、クルーズ船を除けば43人。

             人口     感染者数          比率   死者数             比率     死/感染
日本 127,202,000 1,921  0.00151% 53 0.000042% 2.759%
中国 1,427,648,000 81,177 0.00569% 3,277 0.000230% 4.037%
イタリア 60,627,000 63,927 0.10544% 6,077 0.010024% 9.506%
スペイン 49,661,000 39,673 0.07989% 2,696 0.005429% 6.796%
アメリカ 327,096,000 46,450 0.01420% 593 0.000181% 1.277%
ドイツ 83,124,000 29,560 0.03556% 130 0.000156% 0.440%
イラン 81,800,000 24,811 0.03033% 1,934 0.002364% 7.795%
フランス 64,991,000 20,149 0.03100% 862 0.001326% 4.278%
韓国 51,172,000 9,037 0.01766% 120 0.000235% 1.328%
スイス 8,526,000 8,795 0.10316% 122 0.001431% 1.387%
イギリス 67,142,000 6,726 0.01002% 336 0.000500% 4.996%

 感染者に占める死者の比率を見ると、ドイツの0.440%に比べて日本は2.759%、クルーズ船を除いたとしても2.234%であるから、素直に読めば日本の医療水準が脆弱でドイツの6倍ぐらい死んでいることになるから、実際そんなことは想像しにくい。ということは日本の感染者数が低い、つまりは検査数が極端に少ないので感染者数が実態よりも少なく見えている可能性を払拭できない。
 それにしても人口に占める死者の比率は日本が極端に小さいから、日本政府のクルーズ船対策の大失敗を知った国民が予防措置を徹底した結果ではないだろうか。
 暖冬のせいもあるだろうが、インフルエンザの発生が昨年、一昨年の半分以下になっているのもコロナ対策の派生効果と思われる。つまり、国民レベルでの対応が進んでいたのだろう。
 一斉休校が実際にどのような防護効果があったかは全く不明であるが、そういうニュースに接した国民が、手洗い、うがい、マスク、人口密集地への外出自粛を行った結果が低い死亡者数に出ていると思われる。

 以上の想像が当たらずと雖も遠からずであれば、換気の悪い密集を避ける、手洗い・うがい・マスク、要所要所での消毒液消毒は有効だと思われる。
 海外との比較検討でいえば、ハグやキスなどの習慣の違いも結構大きい気がする。
 そこを押さえつつ、経済活動や日常生活の活性化が必要ではないか。

 前回の記事で書いたが、新型インフルエンザの時の報道は結構センセーショナルな誇張があった。
 マスコミのそういう性癖は冷静に見ておく必要がある。
 それに便乗して、政治家が人気取りのような施策を打ち出し、重大問題を隠蔽しながらバラマキのような報道を重ねようとする。
 そういう腹黒い政治もうねっていることをしっかり見極めておくことが重要ではないか。

   ドイツより6倍もの死亡率この統計はどこかおかしい
   年寄りにこもるなと言い出るなと言い
   仏農相畑作業せよとは名文句 

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