2020年3月6日金曜日

プラバンでキーホルダー

   新型コロナの拡大という人の不幸を逆手にとって、自民党は緊急事態法が必要だと宣伝し、「やってる感」のためにインフルエンザ特別措置法の改正を打ち出した。
 テレビを見る限り野党の一部にも「現時点では政府を批判し辛い」的な雰囲気も一部では報じられている。
 しかし、正確な情報が出されない中で、専門家の意見が無視されている下で、ここ数年来の嘘と強権政治の安倍内閣にそんな「凶器」を与えてよいのか、そんなことでほんとうに新型コロナを抑え込めるのか、私は大いに不満と不安を感じていた。

 そんな折4日の党首会談で、日本共産党の志位和夫委員長は安倍首相に対して・すでに同法に基づく措置を新型コロナ対策に適用していて「法改正が必要だという立法事由がなくなった」「特別措置法には人権制約の歯止めがあいまいだ」と反対したと報じられている。非常に明快だと思う。
 報道されている志位委員長の発言は、 

 第一は、専門家の科学的知見を尊重する点で問題である。安倍首相が全国一律の休校要請をする際に、専門家会議の意見を聞いていなかったことをあげて、「専門家の知見を踏まえない『政治決断』では、ウイルスとのたたかいに勝つことはできない」と主張し、安倍首相は「今後は専門家の知見を尊重する。批判を受けることのないようにしていく」と応じたという。

 第二は、現場の頑張っている方々を信頼する点で問題があると指摘。それは、全国一律の休校要請に端的に表れたとし、感染拡大を防ぐために休校の措置を行うことはありうるが、現場の教職員、教育委員会、自治体などが自ら判断し、負担をかける親たちにも協力を求めるという手順で進めるべきだとのべ、一律休校要請は現場の判断力を信頼しない態度だと批判し、安倍首相は「現場での自主的な判断を尊重していく」と答えたという。

 第三に、国会に相談してことを進める点でも問題がある。歴史的にみても、国民の生命と安全にかかわる重大事態に直面したとき、政府が国会を構成する政党・会派の意見を党首会談などの形でくみあげて事態にあたることは当然のように行われてきたとし「今回の事態に際して、全国一律の休校要請という国民生活に重大な影響を与える要請を行うさいにも、一切相談がされなかった」と批判、首相の姿勢を改めるべきだと主張したという。

 東京(国会)は以上のような動きだが、一方わが家では、一律休校のおかげで孫の夏ちゃんが来ていて祖父ちゃんと祖母ちゃんは振り回されている。
 で、振り回されてばかりではいかんので、夏ちゃんの作っているプラバンを横取りして、写真のようなキーホルダーを作ってみた。
 今こそこの言葉が大切だ。支離滅裂、党利党略の安倍政治をほんとうにやめさせよう。

1 件のコメント:

  1.  コロナ特措法は無用なだけでなく、無能でかつ強権的な政権に「凶器」を与えるだけです。繰り返しますが、コロナ特措法は無用なだけでなく危険な法律です。

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