老人ホームの家族会として、クリスマスケーキのプレゼントに、サンタやトナカイのぬいぐるみを着て、ホームの各部屋を廻った。
ハーモニカの演奏と鈴を鳴らして、歌を歌いながら廊下を歩き、各部屋では短い「ジングルベル」を入居者と一緒に合唱してケーキを披露した。
ここ数年、入居者全体として、年齢も症状も上がっていて、目に見えて体力等が低下しているのだが、この短い合唱が良かったのか、例年以上にみんな大いに喜んだように見えた。
声の出ない人も、小刻みにリズムに合わせて手が震えていたり・・・。
で、「来年のクリスマスにまた来ます」と言って部屋を後にした。
部屋を廻った方の我われも、「誰それさんが反応してくれた」「誰それさんが笑ってくれた」というように、我われの方こそ嬉しくなったクリスマスイブだった。
一般にスターといわれる人々が元気であったり輝いていたりしているのは、人々からあこがれられたり、それに似た反応にさらされているからだと言われる。
そんな大層なものと比較も何もできないが、こういう老人ホーム家族会で「喜ばれる」行事に参加できているのは幸せなことだと言える。
ボランティアで奉仕などという話でなく、我われが「楽しかった」。これに尽きる。だから「ありがとう」の言葉しかない。
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