2018年9月20日木曜日

まずは前座

   9月の花というイメージがある花虎の尾(ハナトラノオ)が咲き始めた。
 無茶苦茶に丈夫な宿根草なので、広がり過ぎないように退治しつつ放任している。

 一般に8月は暑すぎてタマムシなどの例外を除いては昆虫は少ないように感じている。
 それが9月になると、秋の花々が順番に咲き、そのためか可愛い昆虫もいっぺんに増える感じがしている。
 すべて私の感覚だけで書いているから正確にはどうかは解らない。

 これも全く個人的な連想だが、この花を私は夏の終わりごろから待っていた。
 この花が咲くと毎年やってくる昆虫がいるからだ。
 で、この間から「来ていないかな」と時々覘くのだが、今年はまだ見ていない。
 ということで、主役前の前座でクマバチの写真を撮った。

 待っているのはオオスカシバ。毎年この花にやってくる。昆虫エクスプローラーなどには「夏の日中に活動する」と出てくるが、私の狭い経験では9月で、ハナトラノオとセットになる。
 だが「6月から9月」というのが定説らしいから、もしかしたら今年は空振りだろうか。
 オオスカシバ や~~い。

 いつもの医院に行くとニホンバンマツリに水をやっている看護師(婦)さんがワーっと言って戻ってきた。
 「クマバチがいる」と言うので、「心配いらない。クマバチは花の蜜を好み基本的に優しい」「怖いのはスズメバチだから」と教えてあげた。
 この大誤解は絵本『みつばちマーヤ』にあるといわれている。クマバチがマーヤたちミツバチの巣を襲っている。絵本といって馬鹿にしてはいけない。それはスズメバチを描くべきだ。

 ただ、以前の記事に掲載したがホバリングしているクマバチの正面から見た顔は確かに獰猛だ。
 「優しい」とは思っていても一瞬たじろぐ。

   カレンダーどおり伸びする彼岸花

2 件のコメント:

  1. 熊ん蜂が前座とは身近な昆虫が少ないベランダには羨ましい話。

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  2.  ひげ親父さん、いわゆる益虫と害虫の境も微妙ですから楽しい昆虫の何倍かは不快昆虫です。世界は一筋縄ではいきませんね。

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