2018年9月13日木曜日

明日は我が身

奈良公園浮見堂の北側にて
   台風にしても地震にしても、ほんのちょっと離れた街では嘘のように状況が異なる。
 無事だった街でも「明日は我が身」と省みることが大切だ。

 私ごとだが、30歳台半ばに、当時の少し前のインフレを恐れてマイホームの土地を探したことがある。あれよあれよという内に現金や預金の価値が減っていった時代だ。
 そのとき、結局我われ庶民が手の届く土地というと崖下のような造成地だった。
 それでも手が届かなかったから今日があるのだが、テレビで土砂崩れなどのニュースを見るたびに、あのときローンででも購入していたら・・・・と背筋が寒くなる。

 余談ながら、毎日ケーブルカーで通勤するのもいいじゃないか・・・と思った土地があったが、数年後にケーブルカーは廃線になってしまった。悲しむべきか、購入せずにいて喜ぶべきか。

 北海道胆振東部地震の震源も、どちらかというと想定外の地であったようだ。
 泊原発の外部電源全喪失も想定外という。
 だとすると、全国の原発の安全性もほんとうに想定内で済むと信じる方がおかしい。

 今後急速に人口が減少するのは確実だ。
 戦後経済成長の夢に賭けるのは狂気の沙汰だろう。

   空港閉じ奈良公園は落ち着けり

2 件のコメント:

  1. 少々の被害では業者が現地調査に来ないようで、ガラスが割れた程度では「年内は無理」と言われるケースがたくさんあるようですね。雨漏りしたら言ってください、先にやりますとか優先順位がついているようです。競争もないので、おそらく、費用も高くつくでしょう。このうえにもう1回台風が来たら大被害になるかもしれません。普通に考えたら、10月末までには1,2個来そうです。

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  2.  Miyakazeさんコメントありがとうございます。テレビで報じていましたが「これを機に退去してください」という貸主も出ているようです。老朽化している借家の大宅さんも大変でしょうが現に住んでいる住人は命にかかわる状況です。こういうときに頼りにならなければならないのが地方自治体ではないでしょうか。社会全体のセーフティーネットが脆弱になっています。

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