記紀神話によると、伊弉諾尊(イザナギノミコト)の左の目から天照大神(アマテラスオオミカミ)が生まれ、右の目からは月読命(ツクヨミノミコト)が生まれたが、月読命が保食神(ウケモチノカミ)を斬り殺したことに腹を立てた天照大神は月読命を夜の世界に追放し、姉妹?は昼と夜に分かれて住むこととなった。
そのためか、極東の天照大神の末裔たちは昨今、月を軽んじて太陽暦に傾倒し、東方アジアの国々で太陰暦をこれほど抹殺しているのは日本だけらしい。
だから台風のときに大潮と高潮が重なるなどというと途端に慌てたりする。
釣り人を除く一般庶民は太陰暦どころか月の満ち欠けにすら関心を払っていないから。
それでも、そういう人々ですら昨夜ぐらいは中秋の名月を仰いだだろう。
といっても・・、前日、前々日には昴さえも見えていたぐらいだったが、昨夜は上の写真のとおりあいにくの薄曇りだった。
で、わが家では「望月の虧たることもなしと思へば」みたいなものよりも「月に叢雲」の方が味わいがあるというものだと痩せ我慢を言いつつ、仮想名月で団子を食べた。
仲秋や月に叢雲明日は雨
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