24日に南海電車の車両のことを書いたので、今日は”鉄道つながり”で水錘(すいすい?)鉄道のことを書く。すいすい?
観るともなく観ていた『関口知宏のドイツ鉄道の旅』の再放送(原放送は2005年)で”水錘ケーブルカー”を初めて知って驚いた。世の中には知らないことがいっぱいある。
鉄道の最新技術を知らなかったというのではない。
ヨーロッパには19世紀からこんなケーブルカーがあったのだ。
高度成長とともに育った極東の列島の小人の間では話題にならなかった??よな。(私が知らなかっただけ?)
ケーブルカーの車両の下に水タンクが付いている。
上の駅と下の駅で乗客数を確認し、上の駅で必要なだけタンクに水を入れる。
上の車両は水の重さで下り、下の車両は連結されたケーブルで引き上げられる。
下の駅に着いたらタンクから水を抜く。
なんというエコカーだろう。
テレビを観ながら理屈抜きで感動した。
Wikipedia によると馬路村にもインクラインという観光用のものがあるらしい。へ~!
ただ今修繕中の「高野山ケーブルカーを”スイスイ鉄道”にしよう」というのは夢物語ですか。
それよりも、1年に366日雨が降るという大台ケ原ならスイスイでは!?
夢に見る大師の山の水錘車
ケーブルカーといえば、近鉄の生駒ケーブルの鳥居前(生駒駅前)-宝山寺間が開業100年を迎えたとか。そんな折、鴨神社の古本市で、ほぼ100年前に発売された「生駒登山鉄道絵はがき」(8枚組)を入手しました。沿道でケーブルを見ている人が駕籠に乗っていたり、山麓側から山頂側が一望のもとに見渡せたりと、現在の沿線風景との違いに時の移ろいを感じざるを得ません。そして、これも何かの縁と、先日30年ぶりくらいに生駒ケーブルを訪ねてみました。風景だけでなく車両も大変身!犬(ブル)と猫(ミケ)の2両が子供たちの歓声を載せて上下していました。
返信削除宝山寺の門前町は少し前までは色街として有名でしたが、今は少しお洒落なレストランなどで有名になりつつあります。通り越して宝山寺に着くと別世界にタイムスリップです。山頂駅前にはあやめ池と並んで屋外スケートリンクがあったりして楽しいところでした。結局近鉄の営業部にはひらパー兄さんを誕生させたようなアイデアとパワーがなかったということでしょうか。
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