この秋に、老人ホームのイベントで『くす玉開き』をしようと考えている。
そのため手持ちの少し不完全なくす玉の改良を考えて、この間から調整の試行錯誤を繰り返している。
輸送・搬入、準備等の段階で開いたりしないこと、開いた後は玉が開いたままになっていること(元に戻らないこと)、垂れ幕は必ず正面を向くこと・・・そんな簡単な命題がなかなか解けない。
一つ改良の作業をすると副作用が一つ発生する。
本番以前に開いてしまわないようには、少し本格的なマグネットで半分の玉どおしを接着するようにした。しかし磁力が弱すぎると開いてしまうし強すぎると上手く開かない。そのマグネットの強さの加減が問題だ。
少し本格的なマグネットを取り付けたので今度は一旦開いた玉がマグネットの重さのせいで元に戻って閉じてしまう。これには、元々玉の中に錘を入れておき、開くと同時に下に落ちその重さで玉の上部を引っ張るような仕掛けを考えた。この錘の重さも微妙である。
そのほか、紐を取り付ける位置、紐の長さ、その角度、紐の結び目の微妙な差異等々によっても上手くいかないし、必ず正面を向く様には玉のさらに上の棒の仕掛けを抜本的に改良することが必要だ。
誰かイグノーベル賞に推薦してくれないか。
結局、改良を重ねるごとに性能がダウンしているようで滅入ってくる。
22日には「知の体力」について書いたが、私のしていることは計算とか設計と縁遠く、知力ではなく思い付きと試行錯誤だけである。
こういうときはホームセンターの材料売場をうろつくとアイデアが湧いてくる。錘は釣具店に行った。
写真は単なるテストの一風景。まだまだ途上である。
くす玉のテストにくれる夜長かな
半玉をマジックテープで仮止めしたら如何ですか。
返信削除スノウさん、技術指導ありがとうございます。他の皆さんもよろしくお願いいたします。
返信削除ただマジックテープですが、小さなものでもその力は強すぎると感じています。
それをしのぐ力で引っ張るとすると、吊り下げた器具等を痛める心配があります。
こんなことをいろいろボヤキながらも結構楽しんでいます。
「まあ これくらいにしといたろか」という気になっています。それにしても金ラメの塗料は高い。
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