先週末は老人ホームのクリスマス会であった。
昼食も特別に豪華なものであったはずだが、昼食後に行くと義母は昼寝していた。
パーティーでは、冒頭にサンタクロース姿の私が巨大なケーキから飛び出して挨拶をした。
その後義母のところに行くと、私だとは全く分からず怪訝な顔をされた。
その後、家族会世話人がサンタやトナカイに扮して各部屋にケーキを届けたが、父親にかしこまって「ご苦労様」と言われて「俺やがな」という家族(トナカイ姿の息子)の場面もあった。
この種の行事は、やると決めた限りは”変に照れない”というのが大鉄則だと思う。
おずおずと部屋に行くと「何事か」という顔をされるが、鈴を打ち鳴らし、メリークリスマスと大声であいさつして、ジングルベルなどを歌うといっぺんに顔がほころぶ。
少し不正確な例えだが、常に「乞われれば一指し(ひとさし)舞う」覚悟を自分に言い聞かせている。
そんなことを思うと、施設のスタッフは立派である。
いろんなコスチュームで本気で歌って踊るのは見ていて気持ちがいい。
やはり介護は結局「人」だと思う。(看護なども同じだろう)
そして「貧すりゃ鈍する」を裏返して、相応しい労働条件が必要条件であることは言うまでもない。
我々自身がお世話になるのも遠い先のことではないから、親の介護の有無にかかわらず介護の充実に注意を払うことが必要ではないだろうか。御同輩の皆さん。
乞われれば一指し舞えと友の言う
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