「オシドリは来てますか?」と窓口で尋ねると、「見たという人はいるのですが」という頼りない返事だった。
察するところ、何年か前に大発生していたカワウ(鵜)が魚を食べ尽したのではないだろうか。今日はカワウは1羽だけしかいなかったし、カモ類も少なかった。
北の方の国で冬鳥(水鳥)が乱獲されたというよりも、こちらに問題があるように思われた。
白鳥は可愛いが鵜は駄目!というのも結構人間の勝手のようだし・・・。
水鳥も遠い対岸近くにいるし、太陽の逆光なもので探し辛かったが、1羽だけ、ほんとうに1羽だけオシドリらしいのを遠くに見つけた。
そのとき、その対岸をどたどたと歩く人がいて、あっという間に鳥たちは空に飛んでいってしまった。月に叢雲、鳥におっさん。
ここで昔なら、1時間ぐらいオシドリの帰ってくるのを待っただろうが、今はもうそれほどの気力がない。
というわけで、見つけた瞬間にとりあえず撮った写真である。
さて鳥たちは圧倒的に♂たちが美しいのに、どうして人間だけは♀が綺麗なのだろう。
胸に手を当てて反省するが、歳をとると可愛い爺さんになるよう心がける必要がある。
う~~む。 けっこうイジワル爺さんかも知れない。反省!
「1羽だけ」というのは正確でないかもしれません。少し離れていたこともあり、オシドリの♀は地味過ぎてカルガモなどと見分けがつきません。
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