2017年12月22日金曜日

愚直でありたい

   聖書のイザヤ書には「剣を打ち直して鋤とし、槍を打ち直して鎌とする。国は国に向かって剣を上げず、もはや戦うことを学ばず」とあるそうだ。

 そんなことを言っても「北はミサイルを発射しているぞ」との声もあるだろうが、アメリカが国境ぎりぎりで斬首作戦の大演習をするからだというのにはどう反論できようか。

 「アメリカのミサイルも日本上空を飛ばさせないから君らも飛ばすな」と言ってこそ説得力が生まれないだろうか。

 国連の核兵器禁止条約ではないが、大量破壊兵器が使用されたなら地球上に勝者も敗者もないだろう。

 トランプや安倍晋三は「あらゆる可能性」というが、それは「先制攻撃」と同義語であることは常識だ。

 冷静に考えれば、北朝鮮全国に配備されているミサイル基地(移動基地を含む)を同時瞬時に破壊できると誰が信じているだろうか。
 だとすると、一か所でも残った基地から報復のミサイルが打ち返されるだろう。
 最終的には北朝鮮が敗れるだろうが、日本国内に第二次世界大戦級の死者や被害者が生まれるというのはアメリカ軍部のシュミレーションである。
 冷静に考えればわかる話である。この一点について「そうではない」とおっしゃるお方は正確な事実と論拠を上げてご批判をいただきたい。

 以上のことがアメリカで検討された折、トランプは、「それ(被災地)は海(太平洋)の向こうのことだ」と言い放っている。
 安倍自公政権は、時々戦乱がないと成り立たない経済構造のアメリカに、つまりは軍事産業のために日本国民を貢ぐ政治だと私は確信している。
 
 イザヤ書にいう神の国の思想を、もっと愚直に語ることが必要ではないか。
 私は金正恩の政治を厳しく批判するものであるが、それでも、今年の漢字が「北」というのを聴いて、この国には常識とか礼節というものが無くなったのかと哀しくなっている。

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