2016年6月29日水曜日

アップで見ると

   クローズアップで見ると美しい花は多い。
 写真のこれも、エーデルワイスの趣がありはしないだろうか。
 前々回の記事の続きになるが、梅雨の季節の白い花には芳香を放つものが少なくない。
  この花もご多分に漏れず柑橘系の甘い匂いを放っている。
 当たり前である。これは金柑の花。
 この調子だと今度の冬は豊作だろうと夫婦で笑っている。

 金柑というと小さい頃はあまり美味しいと思わなかった。
 酸っぱいものが好きな孫の夏ちゃんも金柑はあまり好きではない。
 ところがこの歳になると、「金柑皮食て実い放かす」というが、種以外は実まで美味しいと思う。
 
 その上に喉にもいいというから重宝している。
 ただ「綺麗な花には棘がある」から、小さな庭のため横に伸びてくる枝は思いっきり剪定している。残念だ。

 いろんな蝶の青虫をつかんだときなどに蜜柑の匂いや山椒の匂いがすることがあるが、それは結局食べていた木の葉の匂いだったのだと気付いたのは結構歳をとってからのことであった。
 知ってからは、青虫の匂いも「臭い」とは形容しなくなった。

5 件のコメント:

  1.  私もキンカン大好き派の一人です。毎年12月~3月頃まで山の畑に行けばいくらでもあります。ボールかごに一杯採ってきますが、嫁さんは全く食べないのであまり減りません。日時が経つとしなびるのでまた取り替えます。私の両親もキンカンが大好きでした。両親はキンカンを鍋で砂糖などを入れて調理して、よく食べていました。私もその金柑を食べましたが、食べられないことはないが何か戦時中の保存食みたいでした。こんな食べ方している方がいたら教えてください。調理の仕方を教えてもらい再現してみたいと思います。

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  2. 河内では「キンカン皮食うて実~ぃやろか(あげよう)」と云いました。CMソングで「ミカン キンカン 酒の燗、嫁を持たせにゃ 働かん」というのがありましたね。

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  3.  バラやん、我が家でも余った分は甘露煮にしたり、もっと炊いてジャムにしますよ。シロップ漬け、マーマレードだと思えば味の想像はつくと思います。朝のフルーツの中に2~3個放り込んでいただきます。
     我が家では作っていませんが、もっと煮込んで感想させたらドライオレンジ・オレンジピールみたいになるというのもあります。砂糖漬けですね。

     ひげ親父さん、〽金柑皮食て実ぃ放かす は、歌のように言うのですね。「実ぃやろか」や「実ぃ放かせ」もあるのですね。〽金柑皮食て実ぃ放かせ、蜜柑も皮食て。。。。実も食べる」(三重県伊勢市の慶蔵院のHPから)というのもあるようです。ここの蜜柑の皮は袋のことでしょうね。
     〽嫁ご持たせにゃ働かん のCMソングは、全く憲法の精神、均等法の精神に反すると批判されて流されなくなったのだと思います。しかし、確かに今でも歌えるほどに頭に刷り込まれています。

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  4. いとおかしく読ませていただきました。

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  5.  快適さん、春鹿のグラスに続いてのコメントありがとうございます。

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