2016年6月12日日曜日

塀越しのジャカランダ

   (1) ジャカランダは世界三大花木に数えられているそうだ。
 以前の記事にも書いたが、アルゼンチンなどでは街中がこの花で文字どおり埋め尽くされるらしい。
 日本の桜以上だとも言われている。
 それはテレビかラジオで妻が仕入れた情報。

 ところが私の狭い狭い経験からすると、大阪ではお寺でこの花をよく見る。
 写真の花も、たまたま通った大阪市内のお寺の塀越しに見えたもので、あまりに美しいのでスマホでパチリ。
 で、この樹がどうしてお寺に植えられたのかは知らないが、静寂なイメージのお寺にしては派手であるし、インドや中国に関連しているようでもないし、どうしてだろうと首をひねっている。
 しかし、紫が鮮やかな紫陽花がお寺にいっぱい咲いていたとしたら私は違和感を抱かないだろうから、ただただ珍しい景色に戸惑っているだけかも知れない。

 ジャカランダがノウゼンカズラ科 キリモドキ属というのは何の説明もいらない。なるほどと納得している。

 (2) さて、昨日の記事の確認書の3には「天皇制」をどう考えるかという見解があった。
 天皇制に関わってはサンデー毎日紙上で不破哲三氏がインタビューアーの倉重篤郎氏の問いに答えてこう述べている。
  主観条件はどう整えたのか? 2004年の不破議長時の綱領変更で、天皇制と自衛隊を容認したことが大きい、といわれる。
  「憲法の天皇条項は君主制条項ではないとの解釈を明確にした。国政への権能を持たない君主はありえない。それを保障された英国に比べ、天皇は象徴だからその権能がない」
  昭和天皇時代とは違う?
  「だいぶ違う。昭和天皇は憲法を守ってない。講和・安保問題では米政府に何度もメッセージを送り、交渉に直接介入し、政府に交渉経過の『内奏』も要求した」
  それに比べて現天皇は?
  「節度を持っている。今の憲法とその精神を心得ているご夫妻だと思う」
 ・・・・・こうして、共産党も変わったし社会も変わって、良心的な保守の立場の人を含めて、オール沖縄の方向を向いた野党共闘が全国各地で生まれていると理解が深まった。
 お寺のジャカランダぐらいで驚いていてはいけない。

1 件のコメント:

  1.  「現天皇ご夫妻は節度をお持ちだ」との評価に異論はありません。
     不破さんの発言には誠実さがにじんでいます。
     天皇を政治的に利用したがっている安倍首相の方が醜悪ではないでしょうか。

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