24日は、雨の力を借りてオタマジャクシが卵塊から落ちてくるシーンが見られるのではないかと期待をして奈良公園の吉城園に出かけたが、1週間に数十分間出掛けただけでそんなうまいタイミングに出会えるとの期待は虫が好すぎるわけで、雨の中、幾つかの卵塊を凝視し続けたがオタマジャクシが動く気配は全くしなかった。
その上に、毎週見えていた親蛙もケロケロケロと声はするのだが見つからなかった。
雨でなかったら、ほんの少しの草木の動きで居る場所が判ることもあるが、あいにくの雨のため、アチコチで草木が揺れるものだからその場所を特定できなかった。(これ!青蛙が雨に隠れてどうする!)
こんな日に外国人観光客が来たら案内もできないなと思っていたら東洋系の女性がやって来たので、「日本の方ですか」と尋ねると「そうです」というので、「さっきから声はするのに姿が見えないのです」と案内した。
そうすると、「何処らあたりで鳴いていたのですか?」としつこく尋ねられ、「へ~、珍しく興味のある方だな」と思っていたら、後からカメラマンがやって来て、実はNHKのテレビクルーだということがわかった。
で、感心したというか、少しルール違反スレスレだと思うのだが、彼女がスマホでモリアオガエルの鳴き声を再生し、それに反応するのを探し始め、思惑どおり、木の葉の中の奥の奥に一匹見つけ出した。
私の感覚では約4センチぐらいと少し小さすぎるから、もしかしたら子蛙かもしれない。ただし詳しくは解らない。
23日の朝日大和歌壇に次の歌があった。
八ツ手の葉にモリアオガエル貼りついて園丁ふたり苔に水撒く(奈良)阪上 元
先日書いたがモリアオガエルは奈良県の絶滅危惧Ⅰ種である。
この大切な環境だけは守ってあげたい。
だから私は絶対に立ち入り禁止の場所には入らない。
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