6月11日に大阪高齢者運動連絡会第24回定期総会があったと、我が退職者会世話人会で報告を受けた。
その総会宣言は次のとおりであった。
総 会 宣 言
私の名前は日本国憲法です。今年で69歳になりました。物心つく頃から「日本生まれではない」と批判する人がいました。それでも命は命。順風満帆とは言えないけれども、他人との争い事を極力避けて、穏やかな生活を営んできました。
ところが最近、私に「治療しないと生命に危険が及ぶぞ」と恫喝まがいの忠告をする人が増えてきました。病気でもないのに、とりわけ心臓部に当たる9条に腫瘍があると言って治療を勧めたり、米国製のバイパスを付けた方がいいんじゃないかと言ったり、いらぬお世話をする人々がいます。
バイパスなど付けてしまえば、穏やかな生活が崩れてしまうかもしれません。それなのに、専門知識もない輩が、騒ぎ立てるのは変です。
先日、私は3人の専門医の検診を受けました。先生方は3人とも、バイパスを付けるのはおかしいと断言なさいました。本当に病気で手術が必要なら、きちんとした手続きを踏むべきだともおっしゃいました。
素人は勝手な思い込みを捨て、専門家の意見に真摯に耳を傾ける姿勢を持つべきでしょう。
いま日本は、とんでもない方向へと、まっしぐらに進んでいこうとしています。
このままでは危ない国になってしまう、権力の暴力はごめんだ、と思った人が、国会前に集まっています。その中でひときわ輝いているのは、「SEALDs」という学生たちの集まりです。若者らしい素直な言葉が生きていて、真正面から各世代に届き、全国各地にひろがっています。
ラップのリズムに合わせたシュプレヒコールは、ときにユーモラスで、思わずプッと噴き出してしまう。それはまるで側面から相手をギャフンと言わせる、粋のいいヤジのようです。
自分たちの手で暮らしやすい社会をつくることを信じて、「野党を勝たせよう」「市民の力で政治を変えよう」「投票すれば未来は変わる」と訴えています。「必ず投票に行きましょう。変えるべきは憲法ではなく政治だ」と若者がスピーチしています。
年を重ねるだけでは、人は老いません。理想を失う時に、初めて老いが来るのです。
年齢は、あなたの皮膚に、しわを加えるかもしれませんが、熱意を放棄することはあなたの魂にしわをつくります。私たちが、理想に向かって努力する心を持ち続けるなら、何時でも青春だと思えるのです。魂のしわをつくらないように、日々、信念を持って生きていきたいものです。
参院選で、安倍政権と与党にノーの審判を下すために、私たち高齢者も熱意と信念をもって奮闘することを宣言します。
2016年6月11日
大阪高齢者運動連絡会 第24回定期総会
コメント不要で、私は非常に気に入った。
残念なことは、この素晴らしい総会宣言がネット上で未だ「炎上?」していないことだ。あはははは。
私もあちこちにカクサンしていますが反応は今いちです。私の感覚がおかしいのかな。
返信削除その総会に参加しているリーダーの皆さんに経験主義がないでしょうか。それとも感受性が枯渇しているのでは・・・
返信削除今年の始めから「メッセージの伝え方」が一つのキーワードになっていることも右から左でしょうか。
ツイッターにも載せましたので、心ある方々のリツイートを期待しています。