児童文学でもないからやはり青春小説かも知れないが、なにも小説にその種のカテゴライズが必要なこともないだろう。
孫の中学生夏ちゃんから借りた本で、老眼に鞭打って読み終えた。
主人公はけっこう型破りでマイペース。夏ちゃんが共鳴したかどうかは知らないが、祖父ちゃんが「貸してくれる?」と言ったら快く貸してくれたから、面白かったのだろう。
私は中学生の頃、石坂洋次郎の『若い人』や『青い山脈』をワクワクして読んだ記憶が湧きだした。
妻などはスマホのトラブルがあると夏ちゃんに助けてもらっているが、そんな夏ちゃんがスマホ世界でない活字世界に少しでも残ってくれていることが嬉しい。
同じ文字(文章)でも、スマホの中の文字数に比べて活字世界は、何千倍、何万倍も長く、読み終えるまでに時間が要る。それが好い。
すぐにたどり着く答など面白くもなんともない。
そう思ってくれたら、青春小説も素晴らしい。

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