2024年12月2日月曜日

資源の豊かさ天災の恐ろしさ

    六甲は再度山に登ったことを先日書いたが、市街地に遠くなく布引の滝があり、一挙に(といっても私の足で2時間半)頂上に着き、そこからは神戸の市街と港や海が見える神戸の街の魅力が理解できた。
 同時に、急峻な河川はひとたび大雨になると怖いだろうなあという気もした。今日の記事のキモはここ。

 さて、伊藤孝著『日本列島はすごい』のことは過去に書いたが、そこでは大陸に比べて日本列島の土が豊かであるとあった。その基は、火山、山崩れ、洪水というのも、知ってはいたがデータ等をもって指摘されると新鮮であった。
 火山でいうと、若い頃一時松戸に住んでいたが、畑の土、関東ローム層はこれのことかと感心した。富士や箱根の大噴火の火山灰である。
 洪水でいうと、わが家近くの京都南部の山城地域は木津川の洪水のたびに地味が豊かになった地域である。
 そして今回、「山崩れ(土砂崩れ)の豊かさとはこれだろうなあ」と周囲を見ながらいろいろ考えさせられたハイキングであった。

 「のど元過ぎれば・・」というが、政党助成金の山分けや軍拡予算にうつつを抜かしている場合ではないだろう。
 先人が、幾多の天災を乗り越えて築いてきた国土を常にメンテナンスしながら次世代に繋ぐのが現代人の責任ではないだろうか。

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