2024年6月29日土曜日

蘇民将来

   「後の世に疫気あらば蘇民将来の子孫と云ひて茅の輪を以ちて腰に着けたる人は免れなむ」と詔り(みことのり)たまひき。
 6月30日は夏越の大祓、茅の輪くぐりの日である。
 簡単に言えば一年の半分が済み、この間にまとわりついた穢れの禊(みそぎ)という観念である。

 振り返ってみると毎年6月頃は体調を崩していた。季節がらビールの飲み過ぎが遠因であったかもしれないが、ここ数年を見ても、妻も孫の凜ちゃんもこの時期に何らかの不調を訴えている。
 今年も凜ちゃんは、先日来体調不良で学校を相当休んでいる。

 で、ずばり、年中行事には何らかの合理性が潜んでいるといえる。
 夏越の大祓で生活のリズムを反省もし、厳しい夏に備えるということになる。
 戸籍詐称の罪は横において、吾は云ふ蘇民将来之子孫也。
 〽 水無月の夏越の祓する人は千歳の命延ぶと云うなり。


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