2024年6月15日土曜日

再エネを主力電源に

   再生可能エネルギー(再エネ)の電力の受け入れを大手電力会社が一時停止するなど出力抑制が激増しているようだ。 
 テレビのニュースの限りでは「再エネ電力が増えすぎて皮肉なもんだ」というような論調だったが、6月13日付け赤旗の「焦点・論点」で京大諸富教授が23年の出力抑制について事実を精査した結果を述べているが、22年から23年にかけて再エネ自体はむしろ停滞していた。

 だから原因は反対で、原発再稼働と電力会社相互の電力の融通(連係)の停止・抑制にこそ原因があるという。
 政府は口では「再エネの主力電源化」を言っているが、やっている事実は、さらなる原発依存、もっと言えば再エネいじめを進めている。
 東芝のように原発に手を出した「家電」会社が大きく衰退したように、このままだと日本が世界に取り残されていく。
 岸田内閣は安倍に劣らず嘘が多い。

 その原発だが、プーチンはザポリージャ原発を攻撃目標にした。
 原発は、原子炉にミサイルが命中しなくても、配電や配管が損傷するだけで過酷な重大事故が起きる。
 だからウクライナは、従業員が逃げ出すこともできず、ヨーロッパ最大といわれるこの原発をあっさりとロシアに引き渡した。これが明々白々な現実だ。

 福島第一原発の事故の際は、太平洋側で基本的に西風であったから奇跡的に規模は縮小した。
 しかし、日本海側の原発に事故があった場合、北風や西風の季節であれば、日本列島壊滅は「心配」の域を超えるだろう。

 8月の広島・長崎に向けて平和行進が進んでいるが、歳相応の短さでもよいから参加する意義は大きい。核兵器はもとより、「原発もなくせ」と訴えたいものだ。

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