毎日新聞の購読者でもない私にはそれほど近い人ではなかったが、「健康川柳」のラジオで知った著書『60歳からの文章入門』を購入した一読者である。
その本の文章の技術や文法についてはほとんど頭の中に残っていないが・・
『当たり前のことに疑問を抱くことが「考える」ことのはじまり』だとか、
『5W1Hでは足りない。6Wつまり、WOW!(ワオ‼)という、素直に驚き感動することが大事』という示唆は心に響いた。
退職と同時に親の介護に突入したとき、「このままでは人生が終わってしまう」という感覚をどうにか乗り越えようとブログを始めたが、親の介護(結果として実母と義母の長期間)の日々は単調で、ある意味同じことの繰り返しのため「書くことがない」という気分になったこともあったし、それは介護の終わった今もあるが、そんなとき・・
「WOW!と感動する心が疲れ切っている」「ほんとうはいっぱいある疑問が見えなくなっている」と自身にイエローカードを振り上げるようにしている。近年のそれは近藤勝重さんのお陰である。
残念ながら川柳は捻ることができないでいるが、近藤さんからの「ジャンルは何でもいいから、書くことで人生が前向きになる」「書き続けることが、生きた証になる」との言葉を日々噛み締めてブログを更新し続けている。
享年79歳、若すぎる。
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