13日にアメリカのペンス副大統領が来日した?
来日というなら成田空港から入ってくるのが当然だが、米軍横田基地から日本の出入国ゲートを一切通らず問答無用で入って来た。
それは常識的に見て独立国訪問ではなく植民地への入り方でしょう。
そんなことをウンともスンとも抗議しない右翼や自称ナショナリストも変ですね。
それはさておき、ペンス氏は安倍首相と会談をして、共同記者発表で「bilateral trade agreement(2国間の貿易協定)の交渉参加に感謝する」と述べた。
ペンス氏は東京に到着した12日に自身のツイッターで、安倍首相と協議する中身について「negotiations
for a free-trade agreement(自由貿易協定)FTA」と述べていたし、この記者発表を配信した米・ロイターも「ペンス副大統領は日本と二国間のFTA( free trade agreement)を要求」と見出しを建てている。
内閣と自民党はFTAには一切参加しないと言って来たのに・・・、
落語の『禁酒番屋』でいえば「この正直者めが!」といったところだ。
だから記者会見でNHKの同時通訳は常識どおり、そのまま「首相がFTA協議に合意してくれたことに感謝する」と通訳した。当然である。
ところがNHKの報道フロアが「FTAと訳しましたが「二国間による貿易協定」の間違いでした。お詫びします」と異常な態度で訂正した。
「戦闘は衝突」で「墜落は不時着」のNHKのフロアが正しかったか同時通訳が正しかったは遠くない歴史が証明するだろう。
問題は「言い換え」ではなく中身である。
余談ながら・・・、BSの「にっぽん縦断こころ旅」の青森県「まんじゅう蒸(ふか)し(温泉)」で火野正平さんが、「ここいらの方言でまんじゅうとはお尻のことです」と言って温泉の上のベンチに座っていた。
国益には関係なさそうだからあえて言う気もなかったが、これも如何にもNHK的な嘘である。
民俗や言語に関わることなので一言注意をしておけば、青森で「お尻をまんじゅうと言う」ことはない。
この温泉は子宝の温泉だ。松本修著『全国マン・チン分布考』(インターナショナル新書)を読むまでもなく明らかにNHKは「ウソ」をついた。
言霊(ことだま)の国の大臣(おとど)の軽さかな
言い換えは言霊にあらず冬は冬
あずまやの看板に「まんじゅうふかし」とあります。蝸牛論では京(みやこ)からの距離が京の過去の時代と比例するのですから、日本では昔はおおらかに「まんじゅう」や「おまん」と言っていたのです。そういう言葉がまるで「忌み言葉」のように日陰に追いやられたのはどうしてでしょうかね。
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