2011年6月28日火曜日

ヤマモモの季節

 駅へ向う通勤路であり、中学校・高校の通学路であり、散歩に適した遊歩道であり、大きなテニスコートの脇という、・・・・これだけの条件が揃っていながら全く無視されているヤマモモというのも実に可哀相である。

 ① 純粋に知らないのか、
② 自然のものは汚いと考えるのか、③ 道端の木の実なんかを食べると母親に叱られると思うのか、④ いたずら心や冒険心が去勢されてしまったのか、・・・と、不思議がる私の方がおかしいのだろうか。

 肥料も何もない道端のため実は小さく、そして、去年は「もう少し大きくなれば」と思っているうちに大量に落果してしまったので、昨日はほんの少しだけ遠慮しながら摘んできた。
 
 昨夜は、外泊の義母とつまんだが、見た途端に「懐かしいなあ」「ヤマモモの大きな木があった」「おやつにいっぱいほおばっていたんや」とキッチリとタイムスリップしていた。

 今朝は実母の施設に持参したところ、元気な入所者は「酸っぱいが美味しい」「自然の味だ」と大喜び。考えれば、人工の甘味とは程遠く、お菓子や料理や、もちろん「きざみ食、ミキサー食」とは似ても似つかぬ素朴きわまりない味が、ここでは一番のご馳走だったかも。
 若いスタッフも「こんなん初めてや」と一緒につまんで盛り上がってくれた。
 
 実母の施設は、道端の自然の木の実でも笑って持ち込めたり、スタッフも一緒につまむというアバウトなおおらかさが好もしい施設である。義母の入所しているような病院型の施設ではこんなことは論外とされている。

 7月1日:写真追加
 写真のヤマモモジュースは如何でしょう
 妻が、氷砂糖を加えて煮出してレモン果汁少々でつくりました。
 大きなペットボトルに入れて冷蔵庫で冷やしています。
 予想以上に上出来なので、飲み干すのがもったいない。

1 件のコメント:

  1.  散歩の経路上にある高層マンションの庭木にヤマモモ二本ありますがマンションの日陰のためか食べ頃までには今少し時間がかかりそうです。それと幹線道路のすぐそばに植えられているためか葉っぱがくすんでいてあまり食べてみたいとの思いにはいたりません。
     子供に無視される理由は、ヤマモモが食べられることを子供だけでなく両親も知らないのだとおもいます。
     経路上には他に枇杷やグミを植えているお家も見受けますが殆どのお家は食べることもなく放置しているものと思います。
     子供のの頃の食糧難を思えば勿体ないと思うのは歳のせいですかね。
     一昨日の夕方ニュースで和歌山串本の山中にヤマモモ取りに入っていた人が猿の駆除目的のハンターに猟銃で撃たれて亡くなられた事を伝えていました、何かに間違われて撃たれないように注意しましょう。

    返信削除