四枚の白い花びらが肩に広がった頭巾の裾のようなので山法師と名づけられたと聞くと「なるほど」と納得する。
ところで、いうまでもなく山法師とは中世に存在した北嶺の僧兵のこと。
ということは、相当古くに名づけられたのだろうが、調べてみても、この木のことはあまり文字の世界に登場してこない。(大歳時記でも近代以降の句があるのみ)
都人は名づけはしたが、梅や桜のようには好まず、鄙の雑木だと無視したかのように思われる。真相はわからない。
それとも、無視では・・というよりも、あまり好まない花であったので、都人が嫌った山法師と・・皮肉というか嫌味で・・名づけた・・とまで考えるのは穿ち過ぎ・・・・???
今では庭木として人気があり、この親類のアメリカヤマボウシ(ハナミズキ)などは超売れっ子である。
秋に成る実もきれいで美味しいし、言うことがなさそうだが、花が空に向かって水平に咲くのが難点か。
2階以上のベランダから鑑賞するのがお勧めである。
万博公園の「やまぼうし」はピンクの縁取りで可憐な姿をしています。いろんな種類があるのでしょうな、ところで北嶺の僧兵で連想したのが後白河法皇、後代の信長との関係、「起立しないものは処分じゃ」と息巻く橋下知事はさしずめ現代の信長か。
返信削除岡山の隠居所から帰ってきました。同じような柚の白い花が沢山咲いていて収穫が楽しみです。でも特徴的な今年の状態の報告。蛇が多い!木の根っこかと思っていたら蛇だったりして!スズメバチの活動が早い!隠居所周りで巣作りの偵察隊が飛び回っています。猪が裏山をほじくり返して地形が変わっている位です。私の目の付け所が変わったかも知れませんが、今まで見えなかった処が見えてきたのかも知れません。こんな所、入園料無料でも都会の人は敬遠するでしょうね。でも私は一人で人為的で無い自然の静寂と森林浴を「周囲を警戒しながら」楽しんでいます。おっしゃる通り真夜中でも「不如帰」が鳴いています。・・魅入られています。
返信削除1 大阪人は何度メディアに踊らされて痛い目に遇えば解かるのでしょう。解かった時には少し遅いということも。
返信削除2 テレビなどは直に「自然界に異変」と言いますが、自然界の方は「平均や標準の季節なんてあるかいな」と嘲笑っているのでしょうね。「隠居所リポート」楽しいです。