わが町内には銘木店(材木店)があったせいか、お地蔵さんの前の道路に立派な桟敷のようなものが造られた、周囲には提灯も飾られたから、道交法以上の慣習法みたいだった。
当時は大寺さんの秋祭りには会社も休みになっていたから、当然のことだった。
祭りは町内の長老や主としておかみさん方が運営していて、といっても簡単に読経するだけで、後は子どもたちにお菓子やジュースがふるまわれて、桟敷は子どもの遊び場になった。レコードプレーヤーを据えて炭坑節の盆踊りもあった。
今から思うとなんということもない行事だったが、夏休み最終コーナーの一大イベントで、これが終わると積み残していた宿題に追われるというゴングのようなもので、複雑な気分が記憶に残っている。
この行事も次世代に伝えたかったが、転居先にはお地蔵さまもなく、街全体が少子高齢化で継承できていないのが残念。
最近のことでいえば、コロナ禍で急速に伝統行事めいたものが途絶えた。
復興しようにも、高齢者は体力がついていけず、働き盛りは仕事に気力も体力も搾り取られ、地域共同体などへの協力心も急速に失せている。
つまらない年寄りの愚痴になってしまった。
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残念ですね。
返信削除苦笑!
返信削除わが町の地蔵盆は 地蔵さんがあちこちにあり、子供達にお菓子やジュースを配ってます。町会別に子供の名入の提灯を飾ってます。まだまだ楽しみの 地蔵盆かな?
返信削除ミリオン
ミリオンさんの地域は羨ましいです。 写真の孫には名前入の提灯(の絵)をあげました。 「持って帰る?」と聞くと「いらん」と、、、。
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