この地は、千里NTや泉北NTほどではないが、けっこう大きな丘陵を開発した、昔の名前でいえば住宅公団が開発(土地区画整理事業)した、いわゆるニュータウンである。その核になる駅の近くには、開発当初頃からそこそこ大きな近商ストアを核にしたショッピングビルがあった。
そして開発が進んだ頃に、イオンのショッピングモールがででーんと進出した。
なので私などは近商ストアの閉鎖、撤退は時間の問題だろうと感じていたが、面白いことに隣接に近い両店が今も共存?を続けている。
感想を言えば、日常生活の食材などに遜色はないし、私の感想では近商の商品は少し高いが品質は良いように思っている。まあ、この共存が面白い。
観察したところの感想を言うと、明らかに近商の方がお客の年齢層が高い。それははっきりしている。
当然に、人流(人の流れ)は明らかにゆっくりしている。つまり、速度×距離=多くの商品を選ぶことができるというような「法則」は価値を認められていない。
反対に言うと、広くて人の流れも速いイオンの方が買い物がし難いということなのだろうと推測する。
というような感想を抱けるように、わが家もけっこう近商へ行っている。要するに高齢者に親和性がある。
「狭い日本、そんなに急いで何処へ行く」は70年代、昭和真っ只中の標語であったが、時代は変わった。のんびりと店内を見ながらそんな風に思った。

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