妻が姉から「使い難いので・・」と言ってほゞ新品の電動爪切りをもらってきたが、妻も娘も使い難いと言って捨てるというので、外傷によって小指に障害の残っている私に回ってきたが、正直なところ私も「もひとつ」だった。
私の小指の障害というのは「曲がったまま」というもので、整形の医師からは「洗顔の折に目を突かないように注意」と言われている。
その治療の最終段階で心臓の治療を優先したので、それがそのまま固定してしまっている。このため副次的にはこの指の爪が切りにくい。
幸い目を突く怪我はないが、洗顔の際に鼻の先を爪で掻いて出血することは度々ある。
そんなもので私に回ってきたのだが、切れ味が悪いうえに変なギザギザが残り、返って顔を傷つけた。
そこでいつものとおり「シンプルな爪やすりはないか」と考え、いつものとおり百均を探した。 女性の化粧品関係の棚を「物色」するのは恥ずかしかったが、それらしいあたりに目星を付けて瞬時に単純なやすりを購入した。
ヨミどおり、私の「後遺障害」対策としてはこれが一番フィットした。
それにしても100円である。Made in China である。
製造業の衰退したアメリカではトランプが怒り狂っているが、日本も全く同じ道を歩んでいないか。 安くて便利な百均を利用しながら、「これでいいのか」と思っている。
なお、発想を変えてわが家の木賊(トクサ)でこすってみたら、爪なら見事に研磨ができた。さすがに「砥ぐ草」である。