2025年2月3日月曜日

続麛坂王説

    1月27日の『被葬者は麛坂王』のコメントに書いたとおり、1月31日に朝日新聞が奈良版で当該講演をけっこう大きく掲載した。
 そもそもだが、NHK出版新書『新・古代史』(2025年1月10日第1刷)でも「富雄丸山古墳に葬られたのは誰か」という小節が設けられているが、その結論は、奈良市埋蔵文化財センター職員の言葉を引用して「・・この時期の最高権力者である大王の墓のつくられた佐紀古墳群から離れており、なおかつ前方後円墳でないということは、佐紀古墳群の勢力と少し距離を置く人物の可能性がある」という「謎」で終わっている。
 そういう意味でも、小笠原先生の提起した説は画期的と言える。

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