2025年2月21日金曜日

ゲーテ曰く

    小説を読み終わってもそれほど心が躍らなくなったのはアンテナの感度が鈍ってきたためだろうか。
 この1月に芥川賞に決定した鈴木結生著『ゲーテはすべてを言った』。
 博覧強記には同意するし推理小説的な読みごたえもあるが・・・・
 なにしろゲーテであるからベースに西欧人の、キリスト教の思想というか「癖」があるのだろうが、私は教条主義という言葉を思い出した。
 学問とは何か、その真贋のお墨付きは偉人の名言によってしか証明できないのか。
 まあ息子に「読むなら読むか」とあげることにする。
 相当なレベルの小説であることは間違いない。

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