2022年4月5日火曜日

桜を見ながら

   昨年心房細動が酷くて2回目の入院をする前、病院で胸部X線検査のために立ち上がることができなかった。
 X線技師に「寝たまま撮ってもらえないか」と言ったがダメだというので、「一二の三で立ち上がるからその一瞬に撮ってくれ」と言ってどうにか終了した。

 今から考えると、心臓のダメージというのは相当なもので、高熱でフラフラするというようなレベルではなかった。つまり相当ヤバかったことになる。

 そこで、振り返ってみて反省点は、辞世の句の原案も何も用意できていないことだった。世の中平均年齢が飛躍的に伸びているから何となく現実味がなかったが、昔のこの歳の大人ならそれぐらい考えておくのがたしなみではなかったか。

 ということで、今年はそろそろ辞世の句の原案ぐらいは考え始めたいと思っている。終活や断捨離をテキパキと進められている方々は当然に用意されていることだろう。見習わなければ・・。

 かぐや姫から不死の薬をもらった帝は「姫のいない世に不死の命をもらっても」と、その薬を富士山の頂上で燃やしてしまった。そんなことを、桜を見ながら考えた。私、決してノイローゼでも何でもありません。

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