2022年3月20日日曜日

取り越し苦労 2

   3月18日(金曜日)に「取り越し苦労かもしれないが、今のロシアを社会主義、共産主義国と勘違いしているむきがないか」という記事を書いたが、やはり、苫小牧市の市長が「共産党政権の侵攻に、やばい、怖いなという印象を受けた」と語ったことが報じられた。

 そもそもプーチン与党は「統一ロシア」という思想的には寄せ集めの政党で、Wikipediaに「日本の自由民主党と友党関係にある」と書かれているようなどちらかというと保守的な立ち位置にある。
 さらには、オリガルヒと呼ばれるアメリカ以上にひどい財閥(独占企業)に支えられていることは13日に書いた。

 またロシア共産党という政党も別にあるが、前身であるソ連共産党時代から、国内的には人権抑圧の政治を行い、対外的にはチェコスロバキアやアフガニスタンへの侵略を行い、政党レベルではその種の蛮行を徹底的に批判した日本共産党への分裂等の干渉を行ってきたわけで、社会主義、共産主義とは無縁な政党であった。

 しかし、昨年の総選挙時にもあったように、日本の政権与党側の反共イメージ戦略はフェイクも含めて相当な効果を発揮するから、こんな取り越し苦労も書いたり語ったりする必要があると思っている。機会をとらえて注意喚起を口にしてほしい。

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